2023/01/15 『スキージャンプ女子W杯』で高梨沙羅選手が、またスーツ規定違反で失格となりました。
1回目の測定でOKだったにもかかわらず、2回目の測定で違反になったとか。
具体的にどこが、なぜダメだったのでしょうか?
今回、高梨沙羅選手のスーツ規定違反はどこか?なぜ2回目の測定でNGか?調べました。
高梨沙羅のスーツ規定違反はどこ?

高梨沙羅選手のスーツ規定違反はどこだったのでしょうか?
高梨選手が2回目のジャンプを飛んだ後、2回目の測定検査を受けると、国際スキー連盟が失格を発表しました。
横川朝治ヘッドコーチより “スーツのウエストが規定より2㎝くらい大きかった” と説明がありました。
しかし、高梨選手は2時間前に受けた1回目の測定検査はOKだったそうです。
なぜ1回目はOKで、2回目は違反だったんでしょうか?
高梨沙羅のスーツ規定違反は
なぜ2回目の測定でNGか?

なぜスーツ測定の1回目はOKで、2回目は違反だったのでしょうか?
1回目と2回目との測定間隔は2時間ありました。
この空白の2時間で何があったのか?
空白の2時間で考えられる事は・・・
●違うスーツに着替えた?
●2回目のジャンプで疲労した高梨選手のウエストが2㎝やせた?
どちらも考えにくい気がします。
そうなると・・・
2回目の測定場所がズレて2㎝の誤差が出たように思えます。
ここでスーツの測定方法は、どのようにしているのか?気になりますね!
高梨沙羅がスーツ規定違反になった測定方法
高梨沙羅選手がスーツ規定違反になった測定は、どのような方法だったのでしょうか?
実は今季からスーツの測定方法が変更になりました!
測定方法の変更点
●スーツを立った状態で測定
↓
スーツを仰向けで測定
●股下の長さを測定者が測る
↓
股下をレーザー機器で測る
※従来より厳格なスーツ測定!
新しい測定方法は、股下こそ測定機器を使用しますが、それ以外は人が手動で測定するようです。
そうなると “スーツのウエストが2㎝大きい” の違反は、ウエストはくびれているので手動測定ではズレが生じて正しく測れない気がしますね!
また、測定する人も人数もコロコロ変わって統一感がないとか。
それでは測定者のさじ加減で、OKなのか、違反なのか、左右される気もします。
高梨選手は、絶対に失格にならないように、毎日、測定して細かくチェックしていてもダメなので・・・
「腕のどこを測るかで1センチぐらい変わる。明確に決めないと誤差が出る」などと、ある取材で訴えています。
この測定方法で高梨選手は今回と2022年10月のドイツ大会でも失格になっています!
つまり高梨選手は 2022年2月の北京五輪・同年10月のドイツ大会・今回と、これまで3回も失格に泣いています。
スキージャンプのスーツは体形の微妙な変化に合わせて調整をする緻密な競技服のようです。
ですから大会当日、ミシンを持ち込んで調整する国もあるとか!
2022年2月の北京五輪では高梨選手を含めて5人も失格。
今季、2023年1月8日のW杯では世界女王マリタ・クラマー(オーストリア)も失格。
オーストリアの全国紙『Kronen Zeitung』は「クラマーもだ! 失格者続出!」と警鐘を鳴らしています。
素晴らしいスキージャンプをしてもスーツ測定で失格ばかりだと、選手もファンも離れていきそうですね。
どうか正確で納得感あるスーツ測定方法が早く確立することを願うばかりです!
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