2014年頃から滝沢秀明さんは火山探検家として、プライベートでマグマに大接近する旅などをしています。
2017年秋には鹿児島県沖に潜む海底火山 ・鬼界カルデラを探検、滝沢さんの活躍で新発見がありました!
➡U-NEXT で視聴できます(2022年11月現在)
この新発見は論文にまとめて英科学誌に掲載され、17人の執筆者に滝沢さんが名を連ねました。
今回、滝沢秀明さんの火山論文を読む方法、どんな活躍でどんな新発見をしたのか?を調べました。
滝沢秀明の火山論文を読む方法
2017年秋、滝沢秀明さんの活躍で鬼界カルデラに世界最大級の溶岩ドームを新発見しました!
これは論文にまとめられ、英科学誌『Scientific Reports』電子版に掲載されました。
滝沢秀明の火山論文
火山論文はコチラをクリック!
※PDFをダウンロード(Download PDF)もできる
Giant rhyolite lava dome formation after 7.3 ka supereruption at Kikai caldera, SW Japan
(南西日本の鬼界カルデラにおける 7.3 ka の超噴火後の巨大な流紋岩溶岩ドームの形成)
PDFの論文、黄色ライン部に滝沢秀明さんの記載があります。

ページ上部:Hideaki Takizawa
ページ下部:Johnny&Associates,Tokyo,Japan.
※クリックで画像がアップになる


巽好幸センター長「滝沢さんの岩石がなければ分析ができなかった。彼のおかげでちゃんとした論文が書けた」
滝沢秀明「科学的に重要な発見につながった事を、とても光栄に思います」と、それぞれコメントしました。
滝沢秀明の活躍で新発見した溶岩ドームとは?
2017年秋、滝沢秀明さんは神戸大の調査チームの一員として、海底火山・鬼界カルデラを調査しました。
海底火山・鬼界カルデラ
7300年前、地球上で最大規模の噴火をした直径20kmの海底火山。
この噴火で九州南部の縄文文化が壊滅したというが噴火発生のメカニズムなどは謎のまま。
滝沢さんは有毒ガスの充満する噴火口に降りたり、熱水が湧き出して変色した海底に潜ったりと体を張っていました。
滝沢秀明は危険な海中から岩石を採った

滝沢秀明さんは速い潮に流される危険がある海に、20~30mも潜ってハンマーで採石しました。
溶岩ドーム2箇所、それと比較するために外輪山を作る古い岩石1箇所から岩石を採りました。

そして、これらは神戸大学の海洋底探査センターで総合的に分析されました。
滝沢さんは興味津々で分析の様子を見守ったそうです。
世界最大級の溶岩ドームを初めて確認!
分析の結果、鬼界カルデラの溶岩ドームは・・・
世界最大級 (直径10キロ、高さ600メートル、体積32立方キロ超)だと初めて確認されました!
また、巨大噴火を起こす大きなマグマだまりが成長している可能性があり、今後100年間で約1%の確率で噴火が予想される事もわかりました。
NHK『滝沢秀明の火山探検紀行 巨大カルデラの謎に迫る』
鬼界カルデラの調査は、2018/05/30 NHK『滝沢秀明の火山探検紀行 巨大カルデラの謎に迫る』で放送されました。
今なら、U-NEXT で視聴可能です。
※本ページの情報は2022年11月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
滝沢秀明さんは趣味の域を超えて、火山探検家で活躍されてるんですね!
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