わが家の雛人形を弘前市の貞昌寺に持ち込んで、人形供養をして頂きました。
この記事では、貞昌寺の人形供養の体験レビューとして、電話の問い合わせ~人形の持ち込み~供養当日まで載せています。
無料で人形供養をしてくれる所を探している方に貞昌寺はオススメ!
あたたかい雰囲気で凄く良かったですよ~
貞昌寺の人形供養の実体験レビュー!
貞昌寺の人形供養の実体験レビューをお伝えします。
事前の電話の問い合わせ~人形の持ち込み~供養当日まで詳しく書きました!
貞昌寺へ人形供養について事前に電話で問い合わせたQ&A
まず、2023年4月上旬、貞昌寺の無料の人形供養について電話で問い合わせました。
年に1回、4~5月頃にしているという噂だったので、いつなのか?うかがいました。
このように、今は毎年4/29 10時~人形供養をしています!
人形供養の日までに人形を持ち込む人もいれば、宅急便などで全国から送ってくる方もいるとか。
また、私が調べた限り、無料で人形供養をしている所は貞昌寺以外はありませんでした。
本当にありがたいです!!!
それから後日、わが家の雛人形を持ち込みました。
貞昌寺への雛人形の持ち込みを画像解説
2023/4/22 9:30頃、私は娘と共に七段飾りの雛人形の人形達だけを茶箱に入れて貞昌寺に持ち込みました。
人形の受け取り初日のこの時間、座敷に人形を運ぶと、右隣に兜をかぶった五月人形が置いてあったので、私たちの持ち込みは2番目だったようです。
茶箱から箱に入れたままの人形達を出しましたが、お雛様とお内裏様だけは取り出して記念写真を撮りました。
記念写真を撮る際「座敷の奥の荷物がない所で撮ると良いですよ」と声をかけて下さり、気遣って頂きました。
ありがとうございました!
※茶箱は持ち帰り
そして娘と共に「今まで、どうもありがとうございました」とお雛様とお内裏様に手を合わせて帰りました。
ちなみに、無料なのですが・・・
実母からどうしても供養料として3,000円を渡して欲しいとリクエストされたので、受け取って頂きました。
帰る頃は10時になっていましたが、その間、どんどん人形が持ち込まれて座敷のテーブルが一杯に!
お伺いすると、人形を引き取る最終日には、いつも座敷が一杯になって廊下まで人形を置くようになるとか。
それだけ人形供養をして欲しい人が多いという事ですね~
いわくつきの人形
貞昌寺の方とお話をしながら座敷のテーブルに置かれた人形を眺めていると、いわくつきの人形が入った小箱を話の流れで教えて頂きました。
その小箱の中を見たり、詳しいことは聞きませんでしたが、そういう人形を成仏させて欲しいと持ち込む方もいるんだ~と人形供養の深さを知りました。
それでは次に、人形供養当日の流れや手順をお伝えします。
貞昌寺の人形供養当日の実際の流れと手順
貞昌寺の人形供養は2023/4/29 10:00からですが・・・
9:30頃から人形劇団や大学のサークルの方々が、座敷から仏間に人形を並べて準備をするそうです。
そこで当日9:30に行きましたが、すでに20人位の方々が丁寧に人形を並べていて、もう終わる頃でした。
私は少しだけ人形を並べるお手伝いをさせて頂き、わが家の雛人形を自分で並べる事ができました。
人形供養が始まる10:00直前まで新たに人形が持ち込まれて並べられ、2023年は約900体の人形が集まりました。
ぬいぐるみ・陶器の人形・雛人形・節句人形・・・さまざまな顔の人形達が大切に並べられた光景は圧巻です!
※これらの写真は許可を得て載せています
準備が完了、30人ほどの参列者は仏間の後ろの椅子に座りました。
そして2023/4/29 10:00、貞昌寺のご住職のお経が唱えられて人形供養が始まりました。
人形供養がどんな流れで執り行われたのかを、お伝えします。
ご住職の小学生の娘さんと中学生の息子さんが2人で、仏前に進み出て、マイクで人形に感謝を伝えました。
読経の中、人形供養に参列した方々が順番に仏前でお焼香を上げました。
人形供養が終了すると司会の方が説明されました。
「人形供養が済んだ人形の中で気に入ったものがあれば自宅にお持ち帰りください。そして、人形と楽しく過ごした後、おつとめを終えた人形は供養しますので、またコチラにお持ちください」
すると、3歳位の女の子3人がドラえもんや小さくてカワイイ人形を持ち帰っていました。
人形供養が済んだ人形が欲しい方は貰って良いなんて、なんだか意外でした!
でも、気に入った方に人形が貰われて可愛がられると、人形も幸せですね~
最後に、人形供養を終えた仏間の人形はどうなるのか?お伺いしたので説明します。
貞昌寺の人形供養後の片づけ
貞昌寺の人形供養が終わると、人形劇団や大学のサークルの方々が分別しながら人形を袋に詰めて片づけます。
以前は、境内の脇にある『人形塚』の前で人形を燃やしていたそうですが、煙などの問題で今は出来ないため、人形達は業者に引き取ってもらうとの事。
供養のお経が唱えられる中、静かに前を向いている方、目を閉じて合掌している方・・・
参列している方々は人形に色々な想いがあって供養しているんだな~と感じました。
そして人形供養は、とても厳かで温かい時間が流れていたと思います。
貞昌寺へのアクセスと人形を持ち込むまでの行き方を画像解説
人形供養をしている貞昌寺へのアクセスです。
◆住所:〒036-8214 青森県弘前市新寺町108
◆電話番号:0172-32-1082
貞昌寺に着くまでには2つの門をくぐります。
道路から黒門をくぐって
突き当りの貞昌寺へ
突き当りに貞昌寺の門があるので
更にくぐる
貞昌寺の本堂に到着
本堂から見て右奥の建物に
声をかけて人形を持ち込みます
この建物の座敷に人形を置くことになります。
また、人形が1体など少ない場合は、玄関で引き渡すこともできます。
貞昌寺の人形供養の歴史
貞昌寺の人形供養は2023年で55回目、つまり55年前から無料で始まりました。
当時、弘前の人形劇団が使わなくなった人形を捨てるのが忍びないと貞昌寺のご住職に相談、そこから人形供養が始まったとか。
最初は人形劇団だけでしたが、徐々に地元の弘前大学や東北女子大学(現:柴田学園大学)などのサークルも加わり、交流が広がりました。
そして物を大切にして感謝する心を育てようと毎年の恒例行事になったそうです。
貞昌寺の人形供養のまとめ
貞昌寺の人形供養について、人形の持ち込み~供養当日のまとめです。
※2023年4月時点の情報なので最新情報は電話してご確認下さい
貞昌寺の人形の受け取り期間
4/22~28、9~16時まで
※人形を持ち込むか宅配で送る
貞昌寺の人形供養の日時
毎年4/29 10時~(年に1回のみ)
貞昌寺の人形供養の流れ
10時~お経が唱えられる。
人形に感謝を伝える→お焼香→人形をもらいたい人はもらう
このように丁寧に無料で人形供養をして下さる所は貞昌寺以外みつけられませんでした!
人形供養では人形に感謝を伝えて皆で手を合わせて拝むので、とても温かい気持ちになり、不思議と心が癒されました。
どうか大切にしていた人形達が成仏しますように・・・合掌。
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